でか)” の例文
ともう一人、図体のでかいのが進み寄った。悉皆みんなで六人いた。相撲を取りながら待っていたのだった。早川君と草刈小僧の大将の間に論判が始まった。
ある温泉の由来 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
燦々きらきらまぶしく輝くのみである、此の正体は問う迄もなく夜光珠だいやもんどで、中には十二乗を照すとも評す可きでかいのもある。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
婆「あれや何うも魂消たまげたとも、何うもでかく成ったアなア、まア宜く尋ねて来たアなア、巡礼に成って来ただかえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
呑めるんだらう、何しろでかものに違ひない。
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
突然だしぬけに近い所で、でかい声がした。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
「ゐるぞ、でかいやつが!」
熊捕り競争 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
「うむ。頭のでかい奴の御機嫌を取っている奴は何処の馬の骨だって」
村一番早慶戦 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「やい。東引佐、たまに勝ったと思って、でかつらをして歩くな」
ある温泉の由来 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「これは頭のでかい人の考案だ」
村一番早慶戦 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)