“巨刹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおでら46.2%
きょさつ38.5%
きよさつ15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれの夫人がちょっと道寄りをしたので、銑太郎(せんたろう)は、取附(とッつ)きに山門の峨々(がが)と聳(そび)えた。巨刹(おおでら)の石段の前に立留まって、その出て来るのを待ち合せた。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……昌平寺は武蔵の国における臨済門の巨刹(きょさつ)の一であるが、その頃はいわゆる関東五山の威望もうすくなり、さして傑作した人物もあらわれず
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
時間(じかん)の都合(つがふ)で、今日(けふ)はこちらへは御不沙汰(ごぶさた)らしい。が、この川(かは)を向(むか)うへ渡(わた)つて、大(おほき)な材木堀(ざいもくぼり)を一(ひと)つ越(こ)せば、淨心寺(じやうしんじ)——靈巖寺(れいがんじ)の巨刹(きよさつ)名山(めいざん)がある。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)