“御不沙汰”の読み方と例文
読み方割合
ごぶさた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近も、私を、作者を訪ねて見えた、学校を出たばかりの若い人が、一月ばかり、つい御不沙汰ごぶさた、と手軽い処が、南洋の島々を渡って来た。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(前略)一昨々年春以来他へ転居候為め、御書面昨日やうやく落手致し候次第、その後の御不沙汰ごぶさた何とも申訳無之これなく候。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
「とうに伺うはずだったけれども、少し旅行していたものだから御不沙汰ごぶさたをして済みませんって」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)