“御不興”の読み方と例文
読み方割合
ごふきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
速不台スブタイ 獅子の檻へならはいって行くが、殿の御不興ごふきょうだけは——それに、おれは、先刻から、急に腹が痛み出して、ううむ、これはやりきれん。あ痛たたた、忽必来クビライ君、頼む。
かかる饗応きょうおうの前でみだりに食うものでないと言い聞かされ、だんさだめし岩倉公の御不興ごふきょうを受けたであろうと思いしが、翌日にいたりこうより昨日さくじつ来た青年は菓子がすきだと見えるというて
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ヂュリ なに、あの、其方そなたなぐさめで不思議ふしぎこゝろ安堵おちついた。おくて、母樣はゝさまうてたも、父上ちゝうへ御不興ごふきょうけたゆゑ、懺悔ざんげをしてつみゆるしてもらはうとて、ロレンスどのゝ庵室あんじつへわしがんだと。