“妄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みだ43.1%
みだり35.0%
もう8.1%
むやみ4.1%
やたら3.3%
うそ0.8%
なやみ0.8%
ぼう0.8%
むげ0.8%
めかけ0.8%
(他:3)2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“妄”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓23.5%
歴史 > 日本史 > 日本史4.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そうして余のごとき位階のないものが、みだりにたっとい殿下の前に出てしかるべきであるかないかそれが第一分らなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
王道をもって、新政の要義としている朝廷が、みだりに陪臣の命を取るようなことは、万に一つもないと考えようとした。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「いや、たとひ恩を着ぬにもせよ、みだり生類しやうるゐの命を断つなどとは、言語道断ごんごだうだんでござらう。」
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
みだりに道徳に反するものは経済の念に乏しいものである。妄に道徳に屈するものは臆病おくびょうものか怠けものである。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「だめです。ひとたびもうくらんだお人には。——いかなる神占しんせんも耳には仇事あだごと。つまりは、それが運勢というものでな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
答へて曰く、歌俳両者は、必要上その内容を異にしたりとの論の、もうなることは既にこれを言へり。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
何かむやみと氣にかゝツて、不安は槍襖やりぶすまを作ツておそツて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
此うなると墨を磨るのさへものうい、で、むやみ生叺なまあくびだ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
うみなか筋斗返とんぼがへりをする!』とさけんで海龜うみがめは、やたらまはりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
都會の響がガヤ/″\と耳に響いて、卒倒でもしさうな心持になる……何んだか氣がワク/\して、やたらと人に突當つきあたりさうだ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
荒「高利貸アイスと云ふのはどうもうそぢやらう。全く余り多くの涙を有つてをる。惜い事をした、得難い才子ぢやつたものね。あれが今居らうなら……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「お前さんの云ふことは皆うそだ。その手で雅之をだましたのだらう。それ、それ見なさい、親孝行の、正直者の雅之を瞞着だまくらかして、散々金を取つた上に懲役に遣つたに相違無いと云ふ一札いつさつをこの通り入れたぢやないか、これでもしらじらしい顔をしてゐるのか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
自分ながら自分の藝術のまづしいのが他になる、あわれたいしてまた自分に對してなやみ不平ふへいが起る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
貫一はほとほと疑ひ得らるる限疑ひて、みづからも其のぼうすぐるの太甚はなはだしきを驚けるまでに至りて、始てめんと為たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、云って藤十郎は、むげに七三郎を恐れているのではない。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼は父子爵のめかけの]はらに出來た子で、所謂庶子しよしである。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
の四字が眸にとびこむ。——一切衆生ハ無生ノ中ニオイテ、ミダリニ生滅ヲ見テワクス——語の余韻よいんがお胸の底に重たく沈む。
四段に活用した証拠となり、古訓法華経の、「不ミダリニ開示」、古訓老子の、「不ミダリニシテナリ」等をば
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
凡隊中ノ事 一切隊長ノ処分シヨブンニ任ス 敢テ或ハ違背イハイスル勿レ モシ暴乱ボウラン事ヲヤブリ モウ謬害リヤウガイヒクニ至テハ 隊長其死活シクハツセイスルモ亦ユル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)