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むげ
ふりがな文庫
“むげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
無下
49.7%
無碍
29.1%
無礙
18.3%
酷
1.1%
妄
0.6%
惨
0.6%
無気
0.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無下
(逆引き)
火を求むる幼な児の要求を、
無下
(
むげ
)
に荒々しく
斥
(
しりぞ
)
けた女は、いきなり頭上の鉄輪を
外
(
はず
)
し、あわてて蝋燭の火をかき消してしまいました。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
むげ(無下)の例文をもっと
(50作品+)
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無碍
(逆引き)
ふき子の内身からは一種
無碍
(
むげ
)
な光輝が溢れ出て、何をしている瞬間でもその刹那刹那が若い生命の充実で無意識に過ぎて行く。
明るい海浜
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
むげ(無碍)の例文をもっと
(50作品+)
見る
無礙
(逆引き)
悪魔式鼻の表現はこの間に活躍して縦横
無礙
(
むげ
)
にその効果を挙げるので、鼻の表現研究の必要もここに到って又
益
(
ますます
)
甚だしくなるのであります。
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
むげ(無礙)の例文をもっと
(32作品)
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▼ すべて表示
酷
(逆引き)
「はあてね、大川筋から隅田の淀でも今ごろあせっせと流れていべえが、ぶるるっ、
酷
(
むげ
)
えこった。それにしても小物師どん、
常日
(
じょうじつ
)
口が軽すぎるわさ。」
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
むげ(酷)の例文をもっと
(2作品)
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妄
(逆引き)
と、云って藤十郎は、
妄
(
むげ
)
に七三郎を恐れているのではない。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
むげ(妄)の例文をもっと
(1作品)
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惨
(逆引き)
「お出を待ってね、あれ、あのとおり、何一つ手をつけねえで放っときやした。八丁堀を前に控えてこの手口、なんと親分、てえっ、
惨
(
むげ
)
えことをやらかしたものじゃごわせんか。」
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
むげ(惨)の例文をもっと
(1作品)
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無気
(逆引き)
私の屋根裏調査以来の
心尽
(
こころづく
)
しを知ると、
無気
(
むげ
)
に私を排斥することは出来なかったし、糸崎検事などは、そういうことになれば丁度幸だから、ちょいちょい小山田家を見舞って
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
むげ(無気)の例文をもっと
(1作品)
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