“ぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ボウ
語句割合
27.8%
23.4%
19.1%
6.7%
5.5%
2.0%
1.8%
1.6%
1.2%
1.2%
0.9%
0.9%
0.7%
0.7%
0.7%
茫乎0.7%
0.4%
0.4%
僧侶0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
帽子0.2%
恍惚0.2%
0.2%
0.2%
惘乎0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
茫然0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
や、ったな。おのあるがわからなくては。」と、おじいさんは子供をいたわりながら、さないていてきました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
竹童はすばやくねかえって、チャリン! とそれを引ッぱずした。が、それはの法ではなく、いつも使いなれている呼吸だ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気が違わぬから、声を出して人は呼ばれず、たすけを、人を、水をあこがれ求むる、瞳ばかりったが、すぐ、それさえもとなる。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先年川原井が薬屋の手代を殺したときも、便所の中のビール壜が有力な証拠となってね。して見ると臭い所も馬鹿にはならぬ。
呪われの家 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ぼくは別れて、後ろの席から、あなたの、お下げと、内田さんの赤いベレエが、時々、動くのを見ていたことだけえています。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
それだから繩の一も綯ひ出すとか朝草の一籠も餘計に刈るとか仕事に差支がなければ怪我に一言もしみ/″\した小言などはいはぬが普通である。
芋掘り (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あなたも、いずれお死ににならなければならないでしょうし、わたしも故郷じがたしで、このへんをもういちど見ておきたいとおもったのです。
しかしその日になりその時間になると、クリストフは待ちけをくわされた。当てがはずれた。彼はジョルジュと再会することに子供らしい喜びを覚えていた。
もし一朝、鎌倉の旗いろが悪いとなったら、やぶれかぶれの鎌倉はどんなでもやりかねん。配所がえは、その準備であろ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
更にすすめば大別山の高峰眼下にあり、には水漫々の月湖ひろがり、更に北方には漢水蜿蜒と天際に流れ、東洋のヴェニス一の中に収り
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
指環は緑紅の結晶したる玉の如きである。しかつたらう。坊主はいた目も閉ぢて、とした顔色で、しつきりもなしに、だら/\とを垂らす。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
りにも名人上手とうたはれた者は年をとつてつまらぬ棋譜すべきでない——と自重を切したといふ。これは或る意味悲壯な、而もふべきだ。
あわせて呂蒙は、自分の仮病は敵方に対する当面の一に過ぎない旨を語って、主君に心をわせたことを詫びた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
して礼をび学を重んじ、百、手に書をめず、孔子のを篤信し、は誠に万世の師なりと称して、衷心より之を尊び仰ぎ、施政の大綱、必ずに依拠し、又蚤歳にして仏理に通じ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
今夜これからすぐ本営高松殿におしよせて、三から火をつけててた上、かってくるを一けてはげしくてることにいたしましょう。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
が、又何となくふしぎに目のとどくところに茫乎とした影が、ちぢまり震えて見えるような気もした。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
待ツノ止ム可カラザルニ至レリ居ルコト年余偶々ヲ理科大学助手ニ承ケ植物学ノ教室ニ仕フ裘葛フル此ニ四回時ニ同学新ニ大日本植物誌編纂ノ大業ヲ起コシ海内幾千ノ草木ヲ曲尽シ詳説トシ精図ヲトシ以テ遂ニ其大成ヲ期シニ此学必須ノ偉宝ト為サント欲ス余幸ニ其空前ノ成挙ニ与リ其編纂ノ重任ヲフスルヲ
まして、この事件に妖異な雰囲気をし出した当のテレーズが、荒れけた室の暗闇の中から、っと浮き出たのであるから、その瞬間、三人がハッとして息をめたのも無理ではなかった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
初めからおしまいまで普通の聖書の通りの文句で、一字一字に狂いのないところを見ますと、よっぽど信仰の深い僧侶さんが三拝九拝しながら写したもんですね。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
つまり悪魔の聖書と申しますか。外道祈祷書と申しますか。ソイツを作り出したシュレーカーっていう英国の僧侶さんが、自分の信仰する悪魔の道を世界中に宣伝する文句になっているんですね。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それでその「木」へを彫って、其処だけ特にを入れたんだそうです。それ、幽霊は出ては来なかった。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
その「本」とい字の下の十の横のが入れてあるのです。今にその朱が入っています。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
と大藏は跡へ帰って硯箱を取出して手紙をめ、是から菊が書いた起請文を取出して、大藏とある大の字の中央へ()を通してね、右方へ木の字を加えて、大藏を林藏と改書して
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
じにし者どもなり
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今頃しあのさんの馬鹿気た訓戒を守つてゐたなら私等は何処にゐるだらう? 一日七十五銭で床板の拭掃除にこき使はれてさとゞのつまりは養育院厄介だらうぢやないか?——
ウォーレン夫人とその娘 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
かく蛇を霊怪視したなるミヅチを、十二支のに当て略してミと呼んだは同じく十二支のをネズミの略ネ、を兎の略ウで呼ぶに等し。
貫一はほとほと疑ひ得らるる限疑ひて、も其のるの太甚きを驚けるまでに至りて、始てめんと為たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二階の足場に、三を抱えて立ち上った出入りの棟梁が、わし掴みに、下を眼がけてバラバラッ! とやるごとに、群集は、押す、る、る——果ては、女子供が踏まれて泣き叫ぶ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
主税は四辺を見たのであろう、の青葉に帽子が動いた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
くものは、ぢて恍惚とした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
して己れの心をそのまま存する者はがりもせぬ。怖気は自己の心を離るるより起こる。漢字で立心扁に去る()布く()芒ふ()をつけてこわがるの意を現すもありというべし。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
小屋に辿りついて裏口から入って行くと、息苦しいほどの気のたちこめた薄暗いランプの下で、狭山はこちらに背を見せて然と坐っていた。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その顏がまた、彼の惘乎となつた眼の前に、室いつぱいに擴大されて行くやうな變異な相貌となつて、おつぶさつて來るやうに見えた。彼はすつかり、窒息的な呼吸遣ひに陥いつてゐた。
奇病患者 (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
四人は一の土にむかって合掌した。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
十番はどっちへあたるか、二の橋の方は、と思うと、すぐ前を通るらしい豆府屋の声も間遠に聞え、窓の障子に、日がすともなく、るともなく、として、妙に内外寂然する。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雪崩れが、洞内の各所におこってっと暗くなった。それが薄らぐと崩壊場所の奥のほうがぼうっと明るんでいる——穴だ。それから、紆余曲折をたどって入口のへんにまで出た。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
仰ぐと、黄金の白碧楼台、大坂城の大天守閣は、市のどこからでも見える。三郎兵衛は田舎者のように、大路小路を迷って、ようやく、脇坂甚内の邸をたずねあてた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おや、あれは何だろう」それはッと、ほの赤い光であった。二百メートルほど先の、東京ビルの横腹を一面に照らしている一大火光であった。はじめは火事だろうかと思った。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あの茫然として居るしい人で、お酒が嫌いだというから、甘味でお茶でも飲んでゝ呉んなまし、生憎お客が立込んで花魁もおまはんに煙草一服吸い附けて飲ませる間もないのだから
今一歩を踏み出せば、せっかくの嫦娥が、あわれ、俗界に堕落するよと思う刹那に、緑の髪は、波を切る霊亀の尾のごとくに風を起して、いた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いたずらに人を
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
史記の仲尼弟子列伝中に孔子が、「吾言を以て人を取り之を宰予に失う。を以て人を取り之を子羽に失う」と云っている。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
臧武仲は、罪を得て魯を去る時、その領地であったにふみとどまり、自分の後嗣を立てることを魯君に求めたのだ。彼が武力に訴えて国君を強要する意志はなかったといっても、私はそれを
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
となる大願発起痴話熱燗に骨も肉もれたる俊雄は相手待つ間歌川の二階からふと瞰下した隣の桟橋に歳十八ばかりのそりとしたるが矢飛白の袖夕風に吹きかすを
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)