トップ
>
濛
ふりがな文庫
“濛”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
もう
71.4%
ぼっ
7.1%
ほり
7.1%
ぼう
7.1%
まう
7.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう
(逆引き)
対手
(
あいて
)
の姿は見えないで、そこには
濛
(
もう
)
とした血煙だけが残っていた。衆は
渦
(
うず
)
を巻いて混乱し、一人は真一文字に走っているのだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
濛(もう)の例文をもっと
(10作品)
見る
ぼっ
(逆引き)
ヒュウと悲しい音を立てて、
空風
(
からかぜ
)
が吹いて通る。跡からカラカラに乾いた往来の
中央
(
まんなか
)
を、
砂烟
(
すなけぶり
)
が
濛
(
ぼっ
)
と力のない渦を巻いて、
捩
(
よじ
)
れてひょろひょろと行く。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
濛(ぼっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほり
(逆引き)
掏摸の指で
突
(
つつ
)
いても、倒れるような石垣や、蟻で崩れる
濛
(
ほり
)
を
穿
(
ほ
)
って、河野の旗を立てていたって、はじまらねえ話じゃねえか。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
濛(ほり)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ぼう
(逆引き)
雪崩れが、洞内の各所におこって
濛
(
ぼう
)
っと暗くなった。それが薄らぐと崩壊場所の奥のほうがぼうっと明るんでいる——穴だ。それから、
紆余曲折
(
うよきょくせつ
)
をたどって入口のへんにまで出た。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
濛(ぼう)の例文をもっと
(1作品)
見る
まう
(逆引き)
初穂
(
はつほ
)
、野菜、尾頭付の魚、
供物
(
ぐもつ
)
がずつとならんで、
絵行燈
(
ゑあんどん
)
や提灯や、色色の旗がそこ一杯に飾られて、稍奥まつた処にある
祠
(
ほこら
)
には、線香の烟が
濛
(
まう
)
として、蝋燭の火がどんよりちらついて居る。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
濛(まう)の例文をもっと
(1作品)
見る
濛
漢検1級
部首:⽔
16画
“濛”を含む語句
濛々
濛気
濛濛
濛靄
濛煙
白濛々
冥濛
溟濛
余燼濛々
濛々迷々
黒霧迷濛
迷濛
紛々濛々
空濛
熢々濛々
喧々濛々
濛雲国師
夕濛靄
惨霧濛々
戦塵濛々
...
“濛”のふりがなが多い著者
平出修
二葉亭四迷
ロマン・ロラン
小栗虫太郎
吉川英治
泉鏡花
泉鏡太郎
夢野久作