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『二黒の巳』
ふりがな文庫
『
二黒の巳
(
じこくのみ
)
』
種田君と一しよに梅見に行つて大森から歩いて来て、疲れた体を休ませたのが「桔梗」と云ふお茶屋であつた。 「遊ばせてくれますか、」と種田君はいつもの間延な調子で云つたあとで、「エヘツヘヘ」と可笑しくもないのに笑ふと云つた風に軽く笑つた。私は洋服 …
著者
平出修
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
羞
(
はづ
)
暖
(
ぬく
)
梢
(
やや
)
欵待
(
くわんたい
)
端
(
はな
)
振
(
ぶり
)
様
(
やう
)
濛
(
まう
)
供物
(
ぐもつ
)
名代
(
みやうだい
)
結
(
い
)
誂
(
あつらへ
)
額付
(
ひたひつき
)
骨牌
(
ふだ
)
上
(
あが
)
会釈
(
えしやく
)
何程
(
どれほど
)
単物
(
ひとへもの
)
外
(
はず
)
好
(
す
)
宛
(
あて
)
家
(
や
)
幕合
(
まくあひ
)
患
(
わづら
)
態
(
ざま
)
死
(
しに
)
汚
(
きたな
)
治
(
をさ
)
生憎
(
あひにく
)
聞違
(
ききちがひ
)
肌
(
はだへ
)
艶
(
なま
)
蓮葉
(
はすつぱ
)
貌
(
かほ
)
賭
(
かけ
)
鼠
(
ねず
)
一寸
(
ちよつと
)
一頻
(
ひとしきり
)
上
(
かみ
)
上戸
(
じやうご
)
串戯
(
じやうだん
)
仰有
(
おつしや
)
佳
(
い
)
円顔
(
まるがほ
)
別嬪
(
べつぴん
)
勿体
(
もつたい
)
境
(
さかひ
)
夫
(
そ
)
姑
(
しばら
)
居
(
を
)
屹度
(
きつと
)
己惚
(
うぬぼれ
)
微
(
かすか
)
心
(
しん
)
惨
(
むご
)
折角
(
せつかく
)
明日
(
あした
)
昨夜
(
ゆふべ
)
昨日
(
きのふ
)
柏手
(
かしはで
)
森
(
しん
)
油揚
(
あぶらあげ
)
為切
(
しきり
)
甘味
(
うまみ
)
疼
(
いた
)
真平
(
まつぴら
)
総括
(
そうくく
)
蒸
(
むし
)
薄情
(
はくじやう
)
許
(
ばか
)
跨
(
またが
)
間延
(
まのび
)
骨牌
(
カルタ
)
上日
(
うはひ
)
下戸
(
げこ
)
不為
(
ふため
)
中
(
うち
)
乍
(
なが
)
仕組
(
しく
)
其奴
(
そいつ
)
内
(
うち
)
処
(
ところ
)
初穂
(
はつほ
)
前膊
(
ぜんはく
)
口説
(
くど
)
叮嚀
(
ていねい
)
唐紙
(
からかみ
)
土産
(
みやげ
)
土車
(
つちぐるま
)
執次
(
とりつぎ
)
報
(
むく
)
大人
(
おとな
)
奢
(
おご
)
姐
(
ねえ
)
嬶
(
かかあ
)
寂
(
さび
)
岡焼
(
おかやき
)
巳年
(
みどし
)
廂髪
(
ひさしがみ
)
式台
(
しきだい
)