“名代”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なだい58.0%
みょうだい32.1%
ナシロ3.8%
なしろ2.3%
みやうだい2.3%
なでえ0.8%
めうだい0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“名代”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.8%
文学 > 日本文学 > 日本文学1.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ありゃ、飛騨の高山の名代なだい穀屋こくやの後家さんですよ、男妾おとこめかけを連れて来ているんですよ、男妾をね」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
名代なだい藪蕎麦やぶそば向畊亭こうこうていはもう跡方もなくなったので、二人は茗荷屋へ午飯を食いにはいった。
半七捕物帳:08 帯取りの池 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
三ツばかり先の名代みょうだい部屋で唾壺はいふきの音をさせたかと思うと、びッくりするような大きな欠伸あくびをした。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
「——若殿。ただ今、佐々木道誉どのの名代みょうだいと申す女性が、お祝いの品々を持って、ご挨拶にと、お越しなされましたが」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やはり此皇后の妹で、衣通媛の事らしい田井中比売タヰノナカツヒメ名代ナシロを河部と言うた事などもおほゝどのみこの家に出た水の女の兄媛・弟媛だつた事を示すのだ。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
やはりこの皇后の妹で、衣通媛のことらしい田井中比売タヰノナカツヒメ名代ナシロを河部と言うたことなどもおほゝどのみこの家に出た水の女の兄媛・弟媛だったことを示すのだ。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
子代こしろもなく名代なしろもないその執心は、いわば反逆者の魂となってもだえ苦しむ。
——子代こしろも、名代なしろもない、おれにせられてしまったのだ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
權三 それだからおれの名代みやうだいに、嚊をこの通り出してあるぢやあねえか。一軒の家から一人づつ出りやあ澤山だ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「なにネ、お加女さん、御婚礼前は誰でもうなんですよ」と、お熊はバツを合はして「ぢやア梅ちやんの名代みやうだいに、松島さん、私が頂戴致しませう」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
吉原でも日本橋でも何処の川通りだって、荷足の仙太と云やア随分名代なでえの無鉄……ナニ誠にそのきつい人だと云って誰でもおめえさんは知ってやす、いつか五十軒で喧嘩の時に、お前さんが仰向あおのけに寝て、サア殺せと仰しゃッた時は誰もてなかったとね
たら吃驚びつくりでござりませういろくろたか不動ふどうさまの名代めうだいといふ、では心意氣こゝろいきかとはれて
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)