“心意氣”の読み方と例文
新字:心意気
読み方割合
こゝろいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハァデンさんは、(讀者の御注意を願ひ度いが)家政婦でブロクルハースト氏そのまゝの心意氣こゝろいき、そのまゝの鯨骨くぢらぼねと鐵との構成分子こうせいぶんしで出來てゐた。
ひたさにようなきかど二度にど三度さんど、と心意氣こゝろいきにて、ソツと白壁しろかべ黒塀くろべいについてとほるものを、「あいつ板附いたつきはべん」と洒落しやれあり、ふる洒落しやれなるべし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たら吃驚びつくりでござりませういろくろたか不動ふどうさまの名代めうだいといふ、では心意氣こゝろいきかとはれて、此樣こんみせ身上しんしやうはたくほどのひとひといばかり取得とりえとては皆無かいむでござんす
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)