“二度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたたび50.0%
にど36.4%
うら4.5%
ねど2.3%
ふたた2.3%
ふたつ2.3%
ふたゝび2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうしても二度ふたたびこの世へ生れ変って来なければならないとしたら、わたしは、春ふる雪となって、またお目にかかることに致します
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
氏神うぢがみ祭禮さいれいは、四五月頃しごぐわつごろと、九十月頃くじふぐわつごろと、春秋しゆんじう二度にどづゝあり、小兒こども大喜おほよろこびなり。あきまつりはうにぎはし。祇園囃子ぎをんばやし獅子ししなどづるはみなあきまつりなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「一文字の歌と栄太の野郎とは、馴染みどころか、二度うらを返したばかりの浅え仲だってまさあ。そんなことより耳寄りなのは、栄太の二の腕に——。」
去年はまして、えゝながえこと御厄介ねなりりみした、いやもう二度ねどと再び山坂を越えてう云う所へはますまいと思うて居りみすが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
自分もう一度そういう程度まで立戻る事が出来たとしたら、どんなに万々歳なお目出度めでたかりける次第であろう……。惆悵ちゅうちょうとしてさかずきを傾くる事二度ふたた三度みたび。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
にぎこぶし二度ふたつたゝくと、グツともちとほつたが鼻の障子しやうじけてしまつた。乞
お前が来てもとて買通かいとおせぬから止せと親切に云ってくれてもさそうなものだ、つべこべ/\馬鹿世辞を云って、此ののち二度ふたゝび来ぬから宜いか、其の方達は余程不実な者だね、どうも
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)