“ふたゝび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.5%
再度38.5%
再回7.7%
二度7.7%
兩度7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千登世ちとせははら/\し、彼の體躯からだにつかまつて「およしなさい。そんな無理なことなすつちや取返しがつかなくなりますよ」と言つて、圭一郎をふたゝび寢かせようとした。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
登時そのとき大岡忠相ぬし再度ふたゝび元益に向ひて云やう其方親子おやこは庄兵衞の殺されたるより其のかたきうつくれよと願ひ出たるをり武左衞門親子おやこの者はまさしく庄兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
問合せ再回ふたゝび御縁ごえんむすばる樣致しますれば暫時く吾輩おのれにお預け下されませと思ひ入りてぞわびけるに長三郎は面を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やはらげ夫ほどまでに云なりせば此回このたびは許しつかはす可ければ今日よりして五日の中にもし病氣有る物ならば有とぞ云るたしかな證據を取て其むね吾輩おのれに云ね又無時には縁談えんだん再回ふたゝびむすびて高砂たかさご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前が来てもとて買通かいとおせぬから止せと親切に云ってくれてもさそうなものだ、つべこべ/\馬鹿世辞を云って、此ののち二度ふたゝび来ぬから宜いか、其の方達は余程不実な者だね、どうも
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いひけるは、かれらは我、わが祖先、またわが黨與の兇猛なる敵なりき、さればわれ兩度ふたゝびかれらを散らせることあり 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)