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再度
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ふたゝび
ふりがな文庫
“
再度
(
ふたゝび
)” の例文
思ひ絶えて仕舞ふべし、我れは浮世の能なし
猿
(
さる
)
にはなるとも、きたなき男には得こそ成るまじ、夫れよと斷念の曉きよく、
再度
(
ふたゝび
)
口にも出でず成りぬ。
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
登時
(
そのとき
)
大岡忠相ぬし
再度
(
ふたゝび
)
元益に向ひて云やう其方
親子
(
おやこ
)
は庄兵衞の殺されたるより其の
敵
(
かたき
)
を
討
(
うつ
)
て
呉
(
くれ
)
よと願ひ出たるをり武左衞門
親子
(
おやこ
)
の者は
正
(
まさ
)
しく庄兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此行
(
このこう
)
都下に滞留すること僅に二周間に過ず、團十郎
再度
(
ふたゝび
)
場に登らず、圓朝氏留って帰らざるを以て、遂に二氏の技芸を見聞する能わず、宝山空手の思い徒に遺憾を齎らして還る。
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
忘
(
わす
)
れんや更に貴樣は知らぬ人なりと
再度
(
ふたゝび
)
云へば三次は
呆
(
あき
)
れ
果
(
はて
)
嗚呼
(
あゝ
)
讀
(
よめ
)
たり長庵
老
(
らう
)
お安の一件を
己
(
おれ
)
が白状せし故其惡事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
用心口
(
ようじんぐち
)
を
鎖
(
さ
)
してお
寢間
(
ねま
)
へ
戻
(
もど
)
り
給
(
たま
)
ひしが
再度
(
ふたゝび
)
立
(
た
)
つてお
菓子戸棚
(
くわしとだな
)
のびすけつとの
瓶
(
びん
)
とり
出
(
いだ
)
し、お
鼻紙
(
はながみ
)
の
上
(
うへ
)
へ
明
(
あ
)
けて
押
(
おし
)
ひねり、
雪灯
(
ぼんぼり
)
を
片手
(
かたて
)
に
縁
(
ゑん
)
へ
出
(
いづ
)
れば
天井
(
てんぜう
)
の
鼠
(
ねづみ
)
がた/\と
荒
(
あ
)
れて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
首
(
はじ
)
め
息子
(
せがれ
)
長三郎にも
話
(
はな
)
したるに息子は然もこそあらんと思ひ夫婦は
頻
(
しきり
)
に
麁忽
(
そこつ
)
を
悔
(
く
)
い
再度
(
ふたゝび
)
婚姻を結んとて翌日忠兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
身
(
み
)
はいにしへの
齋藤主計
(
さいとうかずへ
)
が
娘
(
むすめ
)
に
戻
(
もど
)
らば、
泣
(
な
)
くとも
笑
(
わら
)
ふとも
再度
(
ふたゝび
)
原田太郎
(
はらだたらう
)
が
母
(
はゝ
)
とは
呼
(
よ
)
ばるゝ
事
(
こと
)
成
(
な
)
るべきにもあらず、
良人
(
おつと
)
に
未練
(
みれん
)
は
殘
(
のこ
)
さずとも
我
(
わ
)
が
子
(
こ
)
の
愛
(
あい
)
の
斷
(
た
)
ちがたくは
離
(
はな
)
れていよ/\
物
(
もの
)
をも
思
(
おも
)
ふべく
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“再度”の意味
《名詞・形容動詞》
再び。二度。
(出典:Wiktionary)
再
常用漢字
小5
部首:⼌
6画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“再度”で始まる語句
再度生
再度山