“笑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わら44.1%
21.6%
えみ11.0%
わらい5.8%
5.8%
ゑみ4.8%
わらひ1.9%
ゑま1.4%
しょう0.7%
えま0.3%
(他:22)2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“笑”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)40.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌8.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
みんなは、そんないやしい小やっこどもが、人なみに、もっともらしくゆずり合うのをおもしろがって、やんやとわらいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
仕事しごとなんでも牝鷄めんどりでなくつちやうまかねえよ」といつてはかげわらふのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
叔父と母親とが、赤子の死んで出たことを話して聞かすと、叔母は片頬かたほに淋しいみを見せて、目に冷たい涙を浮べた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
わたくし足元あしもときたり、その無邪気むじゃきな、ほがらかなかおみをたたえて
(大声)さあ女よ笑って見せろ! (女子声なく笑う)お前のえみを得んがため、諸国の憐れな令人達は、大理石の館へ集った。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ふらふらとした目を据えて、まだ未練にも茶碗を放さなかった、め組の惣助、満面のえみに崩れた、とろんこの相格そうごうで、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども私が、脳振盪のうしんとうを起して倒れたとすれば、諸君のわらいは必ず倫理的の同情に変ずるに違いありますまい。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
晴れかかりたるまゆに晴れがたき雲のわだかまりて、弱きわらいいてうれいうちより洩れきたる。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おもはぬにいたらばいもうれしみとまむ眉引まよびきおもほゆるかも 〔巻十一・二五四六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あぶらひかりゆるかづら百合ゆりの花のまはしきかも 〔巻十八・四〇八六〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
だ十七八の盛装せる島田髷しまだまげの少女、肥満ふとつちようなる体をゆすぶりつゝゑみかたむけて従へり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「併しその幻がなかつたらどうでせう。貴方は生きてゐられると思ひますか。」青年は確信のほゝゑみを浮べ乍ら云つた。
代助は其わらひなか一種いつしゆさみしさを認めて、たゞして、三千代のかほじつと見た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かね博勞ばくらうわざわらひんでふたゝいた胡坐あぐらいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ゑまひのにほひ」は青年の体にいた語でなかなかうまいところがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
郎女が、筆を措いて、にこやかなゑまひを蹲踞するこの人々の背にかけ乍ら、のどかに併し、音もなく、山田の廬堂を立ち去つたのに、心づく者は一人もなかつたのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぴんしょう、少し大きなくしゃみをしても、とかく人気を呼びたがる役者にからまったできごとなのです。
右門捕物帖:23 幽霊水 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
谷山は油断なくピストルの筒口を左右に動かしながら、小気味よげにちょうしょうした。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
郎女が、筆をおいて、にこやかなえまいを、まろ跪坐ついいる此人々の背におとしながら、のどかに併し、音もなく、山田の廬堂を立ち去った刹那、心づく者は一人もなかったのである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ハテらぬとは悪い合点がてん、気のつきた折は是非世間の面白可笑おかしいありさまを見るがよいと、万事親切に世話して、珠運がえまに恋人のすみし跡に移るを満足せしが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
紫磨金しまごんの匂おだしき御座みざにして文珠のゑまひはてなかるらし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
目はひてゑまひかすかにおはすなり月のひかりの照らす面白おもじろ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
郎女イラツメが、筆をおいて、にこやかなヱマひを、マロ跪坐ツイヰる此人々の背におとしながら、のどかに併し、音もなく、山田の廬堂を立去つた刹那、心づく者は一人もなかつたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
郎女イラツメが、筆をおいて、にこやかなヱマひを、マロ跪坐ツイヰる此人々の背におとしながら、のどかに併し、音もなく、山田の廬堂を立ち去つた刹那、心づく者は一人もなかつたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
じょう、笑談じゃござんせんよ。あんまり大きな声をお出しなすったんで、きもをつぶしました。魚は川のうじと言うくれえなものなんだもの、ハヤがいたって何も珍しかござんせんよ」
じょう笑談じょうだん言って。私なんざ年ばかしいい年して、からもう意気地がねえもんだから、いくら稼いでも、やっと二人が口をぬらして行くだけでげさ、へへへへ。そこへ行っちゃ兄さんなんかすばらしいもんだ、ちょいと夕方から二三時間廻ってくりゃ、腹巻にザクザクいうほど握ってくるんだから――なあかかあ、羨しい腕じゃねえか。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
荻野六郎は、それで飯櫃おはちへやったのだなと、フ、とも、ウともつかないフウーというらいをうなった。
ハヽイヤ、ふたりともこねいだからいつにねい、らあこともあるんだ、アハヽヽ
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
しかしこれもわろうたきりで、それ以上いじょうには、なんの話もせぬ。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「そうだす」いうてクスクスわろてるのんです。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
じょ笑談じょうだんじゃござんせぬ。ごらんの通りわたしどもは田舎ものばかり、この人前で手前ども風情ふぜいを恥ずかしめてみたとて、お旦那方のご自慢になるわけじゃござんせぬ。騒ぎ立てたら、みなさまも迷惑、小屋も迷惑、この位でもう御勘弁下さいまし」
從つて、癇癪持のお柳が一家の權を握つて、其一ぴんせうが家の中を明るくし又暗くする。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それを一目ながめて彼は思わずき出してしまった――何という似ても似つかぬ相違だろう! それからもずっと長いこと、食事をしたためながらも、例の【半纏】のみじめな現在の身の上を心に思い浮かべては、絶えずくすくす笑っていた。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
御同前に年はモウ四十以上ではないか、ず/\ソンナ無益な殺生はやめにしようといって、わらって分れたことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いよ/\船の仕度したくも出来て帰ると云う時に、軍艦の修覆その他の入用にゅうようを払いたいと云うと、彼方あっちの人はわらって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
梅子のキツとなるを、松島わらつて受けがし、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「なんだとォ――」おれは、その声のする方を見た。「てめえは、雲的うんてきだな。雲的ともあろうものが、軽卒かるはずみなことをしゃべって、後でわらわれンな」
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だい/\を蜜柑みかんと金柑のわろういわく 同
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
書物讀み弟子二十人計に相成、至極の繁榮はんえいにて、鳥なきさと蝙蝠かうもりとやらにて、朝から晝迄は素讀そどく、夜は講釋ども仕而、學者之鹽梅あんばいにてひとりをかしく御座候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
キミハ鶴見祐輔ツルミユウスケワラエナイ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ワラワレマイ努力ドリョク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
はね蔓今する妹がうら若み、みゝ、イカりみ、つけし紐解く(巻十一)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)