“ヱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
33.3%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分すら忘れきつた、彼の人の出來あがらぬ心に、骨に沁み、干からびた髓のシンまでも、唯りつけられたやうになつて、殘つてゐるのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
それハ/\おそママしいめを見るぞよ。これをやろふと思バよく人の心を見さだめなくてハいかん。おまへもまだわかすぎるかと思ふよ。
姓氏録に、伴信友の高橋氏文考注に、稚湯連あり。う…す・う、うま・う、みな位置を定むる意あり。
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
自然から「美」をもとめないで「美」に似た事象のある所とした。理想の「美」を絵画に据ゑてゐた。が、其も墨書きやの絵巻若しくは、屏風の構図であつた。
はね蔓今する妹がうら若み、みゝ、イカりみ、つけし紐解く(巻十一)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
歌比丘尼は、悪道苦患の掛軸を携へて、業報のあがなひ切れぬ事を諭す解きを主として居た。
大臣は、瞬間公家かきの此頃かく、肖像畫を思ひ浮べてゐた。その繪の人物になつたやうなおほどかな氣分で、ものを言ひ出した。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)