“ゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
20.3%
14.2%
13.8%
7.3%
7.3%
6.5%
6.1%
5.7%
5.4%
1.9%
(他:30)11.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもはぬにいたらばいもうれしみとまむ眉引まよびきおもほゆるかも 〔巻十一・二五四六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あぶらひかりゆるかづら百合ゆりの花のまはしきかも 〔巻十八・四〇八六〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ですから巣から余り遠くないところで、小さな虫を捕つたり、あはの穂を拾つたりして、少しづゝをあつめてをりました。
孝行鶉の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
イライザは、帽子をかぶり、温かい庭着ガーデン・コートを着て、彼女の家禽かきんの處に行つてをやらうとしてゐた。
画家達が要塞地だからいては悪からうと問ふと、番兵はくのは構はないが草木の花を摘むなと答へた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
つまにかきとらむいつまもが旅行たびゆあれは見つつしぬばむ 〔巻二十・四三二七〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
こしげ、あし突張つツぱつて、ながさをあやつつて、ごといで
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
をも學んで、崋山くわざん門下の福田半香、その他勾田臺嶺まがたたいれい高久隆古たかひさりゆうこ等と交つた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
さては往来ゆききいとまなき目も皆ひかれて、この節季の修羅場しゆらばひとり天下てんかくらへるは
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なほ又次手ついでにつけ加へれば、北原君は底抜けの酒客しゆかくなれども、座さへうてくづしたるを見ず。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
うまをかいたちひさながく諸方はう/″\やしろけてあるのをつてますか。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一卷ひとまき道中だうちう織込おりこんで——また内證ないしようだが——大福だいふくか、金鍔きんつば
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いくんでもはぬさけに、便所べんじよへばかりつてゐたが、座敷ざしきもどたび
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
彼女かのぢよふたやうに、またつかれたやうに、しばらくは自分じぶん空想くうさうなかにさまよはしてゐた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
せい女瀧めだきなかのやうな婦人をんな姿すがた歴々あり/\
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
円朝ゑんてう先達せんだつ箱根はこね逗留中とうりうちう宗蓮寺そうれんじ地獄極楽ぢごく/\らくを見まして
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ダンテが敍事の生けるが如きために、其さま深くも我心にりつけられたるにや、晝は我念頭に上り、夜は我夢中に入りぬ。
光照院の墓地の東南隅に、殆ど正方形を成した扁石ひらいしの墓があつて、それに十四人の戒名が一列にり付けてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
僕にはだ翁の近年の作の妙味が十分得せられないが飽迄あくまで若若わかわかしいこの翁の心境は例の真夏の花を嗅ぐ様な豊艶多肉な女をむ色もなく描いて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
芳涯莞爾くわんじとして、諸弟子を顧みて曰、「せりや」と。
もしたましひ拔出ぬけいでたらんか、これ一顆いつくわ碧眞珠へきしんじゆに、露草つゆくされるなるべし。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこで其の定窯の鼎の台座には、友人だつた李西涯が篆書てんしよで銘を書いて、りつけた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
おきなさびたるまひがほ、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
朝日の み榮え來て、
信如しんによしりおしくはれほどにおもりて表町おもてまちをばあら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まへ何卒どうぞかへつてとれい似合にあは愛想あいそづかし、正太しようた何故なにともきがたく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
じて我ぞよりたる小柱に鬢香びんがのこらむ其下そのもとに寝よ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ずる
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
されど「アラチエリ」の寺にては、我耳も未だこれを聞かず、我心も未だこれをせざりき。
捧げたる願文ぐわんもんにこそ。光り匂ふのりのため、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
世にかなし母の御伴みともとさもらひにすがししら玉りてゐにけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「こいつは驚いた、り好みをしやがる。」とヘンリイ・リンは叫んだ。
否々、われも樂しかりし日なきにあらず、その樂しかりし日をのみ憶ひてあるべきに、君が昔話を聞きて、端なくもわが心の裡にられたる圖を繰りひろげつゝ、身のめぐりなるめでたき畫どもを忘れたりとて、姫は我に先だちて歩を移しき。
然るに嶺松寺の廃絶した時、錦橋の墓はこれにつてあつた杉本仲温撰の墓表と共に湮滅いんめつし、錦橋はたゞ法諡はふしを谷中共同墓地にある一基の合墓上に留め、杉本の文はたま/\江戸黄檗禅刹記中に存してゐること、既に云つた如くである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
戰へば われはや三五
しな照る 片岡山かたをかやまに いひて こやせる 旅人たびとあはれ 親無おやなしに なれりけめや 剌竹さすたけの きみはやき いひて こやせる 旅人たびとあはれ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
くるめくにがきづく思
宿酔 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
嗚呼劫火烱然として一たび輝けば、大千あしたす、天地又何の常か之れあらん、想ふに彼の功業を竹帛に留めて盛名の※りなきを望むものは、其の痴之れに等しきを得んや。
人生終に奈何 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ひとかほいまのとはちがふね、あゝ此母このかゝさんがきてるといが、れが三つのとしんで
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これはれのかゝさんがおやしき奉公ほうこうしてころいたゞいたのだとさ、をかしいではいかこのおほきいこと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
微笑める光に塵の世を
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
『あなゆるされぬを、』と私語つぶやきひくに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
』の、はた
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
折しも、妹の長い手紙の文句がそれからそれへと思ひ返されてはらわたぐられるやうな物狂はしさを感じた。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
武藏國大里郡むさしのくにおほさとごほり冑山村の土中よりはきし儘なる磨製石斧でし事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
左右のたなごゝろにてたる尊き勝利のしるしとして彼を天の一におくは、げにふさはしき事なりき 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しばしやどかせ春のゆくと舞ひくるもみゆ、かすむ夕べの朧月おぼろづきよに人顔ほのぼのと暗く成りて、風少しそふ寺内の花をば去歳こぞ一昨年おととしもそのまへの年も
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わびがしたれけれど障子しようじ時機しほがなく
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼は先にひし事の胸にられたらんやうに忘るるあたはざるさへあるに、なかなか朽ちも果てざりし恋の更に萠出もえいでて、募りに募らんとする心のみだれ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ふ」「われはやぬ」など連語においても、これと同種の現象がある。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)