“錦繪”の読み方と例文
新字:錦絵
読み方割合
にしきゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちびるてたのが、錦繪にしきゑいたがけの美人びじんにそつくりで、微醉ほろゑひのそれしやが、くろもじをんだより婀娜あだツぽい。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いつかはなした錦繪にしきゑせるからおりな、種々いろ/\のがあるからとそでらへてはなれぬに、美登利みどり無言むごんにうなづいて、びた折戸をりど庭口にはぐちよりれば、ひろからねども、はちものをかしくならびて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あとで、つねさんと語合かたりあふと……二人ふたりたのは、しかもそれが、錦繪にしきゑはんはせたやうに同一おなじかつたのである。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)