“捉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とら48.8%
つか28.5%
つかま9.9%
7.6%
つら1.2%
つらま0.5%
づか0.5%
づかま0.5%
ツカマ0.5%
0.5%
とっ0.3%
トラ0.2%
おきて0.2%
そく0.2%
0.2%
つかめ0.2%
とらえ0.2%
トナ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、お待ちください。いま騒ぎ立てたところで、賊をえることはできません。誘拐は少なくとも二時間以前に行われたのです」
黒蜥蜴 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
独断なり故に狭隘なり。彼は数個の原則をみ此を以て人事の総てを論断せんとせり。彼は何物も此原則の外に逸する能はずとせり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
町に別嬪が多くて、山遊びがな土地柄だろう。果して寝転んでいて、振袖を生捉った。……場所をかえて、もう二三人えよう。
とさすがに手を控えて、例の衣兜へ突込んだが、お蔦の目前を、(子をろ、子捉ろ。)の体で、靴足袋で、どたばた、どたばた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼女は自分の娘婿をまえて愚図だとも無能だともいわない代りに、毎月彼の労力が産み出す収入の高を健三の前に並べて見せた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
身分の好い人だと、成丈外聞のない樣にしますからな。何時ぞやも、農家の娘でね、十五六のが草苅りに往つてたのを、奴がへましてな。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
「いよいよ面白いな、泥棒が狸だとすると、フンまえると狸汁が出来るだろう。ガラッ八、一杯飲めそうだぜ」
東屋氏は上機嫌で船縁に屈み込むと、子供のように水と舷側の接触線を覗き込んでいたが、不意に立上って私をふんえた。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
さうして年々頻繁に、氏神其外の神々を祭つてゐる。其度毎に、家の語部大伴語造たちを呼んで、之にもない昔代の物語りをさせて、氏人に傾聽を強ひて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
が り兼ねて
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
珠運様も珠運様、余りにすげなき御言葉、小児小雀を放してった位に辰を思わるゝか知らねどと泣きしが、貴下はそれより黙言で亀屋を御立なされしに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
梁山踏破シテ宋江ヲエン”
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一体操を守れだの、良人に従えだのという、かなんか知らないが、そういったようなことをめたのは、誰だと、まあ、お思いだえ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人間は生きてゐる間は、この幻影に対する不捉又生滅の無限のつゞきを建てたり壊したりしてゐるのである。捨てたり拾つたりして行くものである。
雨の日に (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
らまえて「はいはい御寒う。あなた方は、御若いから、あまりお感じにならんかの」と老人だけにただ一人寒がっている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
えて、色気で、どうこうというわけじゃなかったんで。へい、実は、少々御法度の、へい、手慰みを遣らかしておりましたんで。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
は迷惑、一生可愛がって居様と思う男に。アレ、後先わぬ御言葉、どうでも殿御は口上手と、締りなくんでつ真似にちょいとあぐる、繊麗な手首りとに握りながら。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
山鳥の尾ろの秀尾に 羅摩かけ、ふべみこそ、汝によそりけめ(万葉巻十四)
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)