“可愛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわい36.8%
かあい20.6%
かはい8.7%
かわゆ8.0%
かわ6.4%
かあ3.1%
かはゆ2.6%
いと2.1%
かは1.8%
いとし1.8%
かあゆ1.5%
めんこ1.0%
イト0.8%
かあひ0.5%
かわえ0.3%
かわひ0.3%
いたい0.3%
おかし0.3%
かあいく0.3%
かえい0.3%
かえぇ0.3%
かな0.3%
かわいい0.3%
かわいゝ0.3%
かわゆい0.3%
かわゆく0.3%
ははひ0.3%
めん0.3%
0.3%
カナ0.3%
カワイ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつでも可愛がりに愛されていて、身体こそ、六尺、十九貫もありましたが、ベビイ・フェイスの、だ、ほんとに子供でした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
それは畑のの木の下や、林のの木の根もとや、雨垂れの石のかげなどに、それはそれは上手に可愛らしくつくってあるのです。
カイロ団長 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
成金のお客は勿論、当の薄雲太夫にした所で、そんな事は夢にもないと思つてゐる。もさう思つたのも可愛さうだが無理ぢやない。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
本のに美しいといって、花簪の房を仕送れば、な洋服が似合うから一所に写真を取ろうといって、姉に叱られる可愛いのがあり。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だが笑うがちょっぴり下ると親の身としては何かこの子に足らぬ性分があるのではないかと、不憫可愛ゆさが増すのだった。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
可愛いい芽は一日一日と育ってゆきました。青い丸爪のような葉が、日光のなかへ手をひろげたのは、それから間もないことでした。
ロミオ あゝ、彼等、二十よりも、それ、そのにこそはあれ。もう可愛をしてされ、彼等まれうとはう。
重ねたが、真底から可愛しいと思われたのは、偶然にお逢いしたこの方ばかり。……それだのにこのお方死なれるのかしら?
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
われら父上も、……あの可愛いい妹も生きておぢやるてや。……ま白い象も棲んでおぢやるてや。嘘ぢや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
も世を捨てし其人は、命を懸けて己れを戀ひし瀧口時頼。世を捨てさせし其人は、可愛とは思ひながらも世の關守に隔てられて無情しと見せたる己れ横笛ならんとは。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
には可愛寐姿みゆ。の上には、「無情の君よ、我れを打捨て給ふか」と、殿の御声ありあり聞えて、外面には良人らん、更けたる月に霜さむし。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そうれまんだべ焼けるか。こう可愛がられても肝べ焼けるか。可愛獣物ぞいは。見ずに。になら汝に絹の衣装べ着せてこすぞ。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
可愛しいおれの名は、さうだ。語り傳へる子があつた筈だ。語り傳へさせる筈の語部も、出來て居たゞらうに。——なぜか、おれの心は寂しい。空虚な感じが、しく/\と胸を刺すやうだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
快活なる水兵一群周圍取卷いて、『やあ、可愛らしい少年だ、乃公にもせ/\。』と立騷ぐ、櫻木大佐右手げて
長左衞門殿とおさなさんが可愛がって貰いイして漸々に育って、其の時名主様をしていた伊藤様へ願って、自分の子にしたがね、名前が知んねいと云ったら、名主様が
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
身分したとなりまする、賣物買物さへ出來たらしのやうに可愛がつてもれませう、つててもれる
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私は元来動物好きで、就中犬は大好だから、近所の犬は大抵馴染だ。けれども、此様繊細可愛げな声で啼くのは一疋も無い筈だから、不思議に思って、と夜着の中から首を出すと
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
吾妻下駄の音は天地の寂黙を破りて、からんころんと月に響けり。渠はその音の可愛さに、なおしいて響かせつつ、橋の近く来たれるとき、やにわに左手げてその高髷
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されど熊は次第可愛なりしと語るうち、主人は微酔にて老夫にむかひ、其熊は熊ではなかりしかと三人大ひに笑ひ、又酒をのませ盃の献酬にしばらく話消けるゆゑ下回をたづねければ
商人でも職人でもい男で、女の方は十九か廿歳ぐらいで色の白い、髪の毛の真黒な、が細くって口元の可愛らしいい女で、縞縮緬の小袖にイ見たことのえ革の羽織を着ていたから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わっしは、あんたがこの子を可愛がっていなさることを知ってるんで、そのことを考えていたんでさあ。
一すぢに求め求めてやまざりしわかき日のわがすがた可愛しも
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
「お前はどうかしてるよ。今、爰から帰って何になるぞい。自分の身体が可愛とは思わねえかよ」
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
花里とても素人じゃアなし、多くのお客に肌身をゆるし可愛のすべッたのと云う娼妓だ、いくらあゝ立派な口をきゝ、飽まで己らに情をたてると云ってゝも
遮莫おれにしたところで、しいもの可愛ものを残らず振棄てて、山超え川越えて三百里を此様なバルガリヤ三へ来て、餓えて、えて
一人の娘がアいう事に成りましたので此のを助けて連れて帰りましたが、内に居ります間も誠に親切にしての親子の様にして呉れまして、だか可愛てなりませんで
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
八重「半治はん誠にほいよう、ほれじゃアまねえよ、此家ているに、ほがほんなをひてや親分まねえよ、小兼はんにになってれってえ、ほれじゃア可愛ほうだアへえ」
何ちゅう可愛げえんだべ、俺ら……
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
」「可愛」「」「」などの諸語の「え」には衣依愛哀埃など(甲)類に属する文字を用いて延曳叡要などを用いず
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
にほどりの葛飾早稻をにへすとも、可愛しきをに立てめやも