“おかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可笑67.9%
可怪14.6%
可訝7.3%
怪訝2.2%
奇怪1.5%
可恠0.7%
好笑0.7%
0.7%
可愛0.7%
御菓子0.7%
御貸0.7%
滑稽0.7%
0.7%
笑止0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この彼女の可笑さが未来の幾年かを空虚なものにしてしまうのだ。まるで音響のないユダヤ人の才能のように危険なものであった。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
そうだな! 血糊がべっとりついていたというのは可怪いな! こんな雨の中でも見えるほどに血が流れ出していたんでは
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
大道で話をするのが可訝ければ、その辺の西洋料理へ、と云っても構わず、鳥居の中には藪蕎麦もある。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「は、先刻怪訝な……犬が入りました。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……しかし何故妾がこんな奇怪な事をしていたのかと申しますと、これはジッとしていながら、お二人の行衛を探すのに一番都合の良い工夫だと思ったからです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いや待て待て。知らずばてうどそれでよい。李下の冠、瓜田の沓。這入て見るも可恠なものと、思はぬではなかつたが。ついこの外を通つたゆゑ。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
さても美麗し、見違えたと見とれて、ふと心付き、たしか従兄の格なりしと、思ひ出しての答礼を。どふやら可恠な御容子と、夫婦が粋な勘違ひ。四方山話もそこそこに。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「でも何だかそれじゃ好笑いわ。それを御着なさる位なら、まだ今までの方がのですもの」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「まあ、好笑いわ」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこであなたの自ら好んでおになる危険は宜しいのですか。あなたはあの土地で、その手で人殺しの罪を犯して、その罪がまだ贖われずにいるのですよ。
吾妻下駄の音は天地の寂黙を破りて、からんころんと月に響けり。渠はその音の可愛さに、なおしいて響かせつつ、橋の近く来たれるとき、やにわに左手げてその高髷
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
椎茸は新しい菓子折に入れてあった。鄭寧に礼を述べた奥さんは、次のへ立つ時、その折を持って見て、軽いのに驚かされたのか、「こりゃ何の御菓子」と聞いた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おいちょいとそれを御貸と声をかけて左手を真直に千代子の方へ差し伸べた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
金石、宮の腰の浜へ上って、北海の烏賊が、開帳まいりに、ここへ出て来たという、滑稽な昔話がある——
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
してじてはるゝは、作者趣意は、殺人犯たる人物は、その犯後いかなる思想くやらんとひて推測精微して己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
米友は笑止がって鍋焼饂飩に力をつけてやり、お茶を飲ませたり、れた道具を片附けたりしてやりました。