“鮹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たこ95.2%
だこ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕涼ゆふすゞみにはあしあかかにで、ひかたこあらはる。撫子なでしこはまだはやし。山百合やまゆりめつ。月見草つきみさうつゆながらおほくは別莊べつさうかこはれたり。
松翠深く蒼浪遥けき逗子より (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二つのたこが帆となり船となつて海上を走つて行く話や、あはび取りの漁女あまが盥に乳含児をのせて置いて、水底から潜り出て来ては、太い息を吹きながら
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
はぜかカイヅ、或は投網でイナをやるくらゐであるが、横浜から先は海も深くなるし、大鰺やメゴチ、或はソーダ、鱸、大だこ、ガラ、カンパチ、ボラ、メナダ、といふやうなものが釣れるから
夏と魚 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)