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『伊良湖の旅』
ふりがな文庫
『
伊良湖の旅
(
いらごのたび
)
』
北から吹く風が冷たく湖上を亙つて来た。浜名湖の波は白く一様に頭を上げて海の方へ逆押しに押し寄せる。 四月の上旬で、空の雲はちぎれ/\に風に吹かれて四方の山へひらみ附いてゐる。明るい光が空を滑つて湖上に落ち、村櫛、白州、大崎の鼻が低く黒く真向 …
著者
吉江喬松
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約44分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
更
(
かへ
)
蹲
(
かがま
)
繁
(
さか
)
修繕
(
つくろひ
)
連
(
しき
)
彼方
(
あつち
)
日出
(
ひい
)
刻
(
ほ
)
縦
(
ほしいまま
)
垂
(
さ
)
天
(
そら
)
出京
(
で
)
老爺
(
おやぢ
)
罅隙
(
こげき
)
御覧
(
ごらう
)
新居
(
あらゐ
)
襯衣
(
しやつ
)
船首
(
みよし
)
棕櫚
(
しゆろ
)
蝙蝠
(
かうもり
)
薄
(
すすき
)
瑞西
(
スイツル
)
捜
(
さぐ
)
碧
(
みどり
)
鮑
(
あはび
)
俺
(
わし
)
熨
(
の
)
粗朶
(
そだ
)
蔓岬
(
つる
)
豊南
(
となみ
)
赤沢
(
あかざわ
)
雲際
(
うんさい
)
零
(
こぼ
)
鮹
(
たこ
)
鶏卵
(
たまご
)
黄枯
(
きながれ
)
樟
(
くす
)
二川
(
ふたがわ
)
和地
(
わぢ
)
嘶
(
いなな
)
土田
(
どた
)
工風
(
くふう
)
彳
(
たたず
)
旅舎
(
やどや
)
最
(
も
)
村櫛
(
むらくし
)
樅樹
(
もみのき
)
篠島
(
しのじま
)
樹下
(
こした
)
海苔
(
のり
)
漁女
(
あま
)
一浚
(
ひとさらひ
)
爬
(
は
)
矮
(
ひく
)
福江
(
ふくえ
)
私等
(
わしら
)
空際
(
くうさい
)