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罅隙
ふりがな文庫
“罅隙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かげき
29.4%
すきま
23.5%
こげき
17.6%
われめ
11.8%
すき
5.9%
ひま
5.9%
ギヤツプ
5.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かげき
(逆引き)
午
(
ひる
)
近く、船は
珊瑚礁
(
さんごしょう
)
の
罅隙
(
かげき
)
の水道を通って湾に入った。S島だ。黒き小ナポレオンのいるというエルバ島である。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
罅隙(かげき)の例文をもっと
(5作品)
見る
すきま
(逆引き)
削立つた岩は
罅隙
(
すきま
)
のない壁の様で、しかもその上から
瀑布
(
たき
)
が泡を飛ばして墜ちて来て、直ぐ下にある、
周囲
(
まはり
)
の森の影に裹まれて、真黒な淵にはいります。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
罅隙(すきま)の例文をもっと
(4作品)
見る
こげき
(逆引き)
更に進んで他の心理の
罅隙
(
こげき
)
に三角形のくさびを持ち込んで行く心持や、さういふものが沢山に出て来た。
現代と旋廻軸
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
罅隙(こげき)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
われめ
(逆引き)
すると、不意に彼のひづめの前に野のやみの中に神話の国の
罅隙
(
われめ
)
が見えた、ズレタズラの市がその
罅隙
(
われめ
)
の中に隠れて夕ぐれの中にひなたぼっこしていた。
人馬のにひ妻
(新字新仮名)
/
ロード・ダンセイニ
(著)
罅隙(われめ)の例文をもっと
(2作品)
見る
すき
(逆引き)
南京蟲は物の
罅隙
(
すき
)
に其の生を保つ。疾病が個人と社會とのピツタリと相合して居らぬ罅隙に於て、其の生存と繁殖との地を占めて居ることは、蔽ふ可からざることである。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
罅隙(すき)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひま
(逆引き)
堅緻
(
けんち
)
なる火山岩は統ぶるものなくうち
紛
(
みだ
)
れたり、これとかれと互に合はむとして曾て合はず、満ちし潮のいつしかその
罅隙
(
ひま
)
に溢れたるが、はげしき夏の日にあたためられ、ここに適度の温浴を供す。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
罅隙(ひま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ギヤツプ
(逆引き)
猶人と人との間にはこれほどの
罅隙
(
ギヤツプ
)
があるかと思へば、今更ながら新なる寂しさを感ぜずにはゐられないのである。
三太郎の日記 第二
(旧字旧仮名)
/
阿部次郎
(著)
罅隙(ギヤツプ)の例文をもっと
(1作品)
見る
罅
漢検1級
部首:⽸
17画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“罅”で始まる語句
罅
罅裂
罅穴
罅割
罅痕
罅壊
罅欠
罅破
罅這
罅間
“罅隙”のふりがなが多い著者
ロード・ダンセイニ
阿部次郎
ヴィクトル・ユゴー
吉江喬松
岩野泡鳴
ワシントン・アーヴィング
幸田露伴
蒲原有明
中島敦
ハンス・クリスチャン・アンデルセン