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堅緻
ふりがな文庫
“堅緻”の読み方と例文
読み方
割合
けんち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんち
(逆引き)
南方数十歩には、天工の
鉞
(
まさかり
)
で削ったような、極めて
堅緻
(
けんち
)
の巨岩が、底知れずの
深壑
(
しんがく
)
から、何百尺だかわからなく、
屹立
(
きつりつ
)
している。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
それからまた、ちょっと見ると火打ち石のように見える
堅緻
(
けんち
)
で灰白色で鋭い
稜角
(
りょうかく
)
を示したのもあるが、この種のものであまり大きい破片は少なくもこのへんでは見当たらない。
小浅間
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
堅緻
(
けんち
)
なる火山岩は統ぶるものなくうち
紛
(
みだ
)
れたり、これとかれと互に合はむとして曾て合はず、満ちし潮のいつしかその
罅隙
(
ひま
)
に溢れたるが、はげしき夏の日にあたためられ、ここに適度の温浴を供す。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
堅緻(けんち)の例文をもっと
(3作品)
見る
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
緻
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“堅”で始まる語句
堅
堅気
堅固
堅牢
堅人
堅田
堅氣
堅造
堅炭
堅塁
“堅緻”のふりがなが多い著者
鵜殿正雄
蒲原有明
寺田寅彦