“堅緻”の読み方と例文
読み方割合
けんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南方数十歩には、天工ので削ったような、極めて堅緻の巨岩が、底知れずの深壑から、何百尺だかわからなく、屹立している。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
それからまた、ちょっと見ると火打ち石のように見える堅緻で灰白色で鋭い稜角を示したのもあるが、この種のものであまり大きい破片は少なくもこのへんでは見当たらない。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
堅緻なる火山岩は統ぶるものなくうちれたり、これとかれと互に合はむとして曾て合はず、満ちし潮のいつしかその罅隙に溢れたるが、はげしき夏の日にあたためられ、ここに適度の温浴を供す。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)