“鉞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさかり93.3%
マサカリ3.3%
えつ1.7%
なた1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう殺人ひとごろしをした悪人なら、まさかりを投げて足を斬ったもよいが、でもこれから殺伐なことは、なるべく謹んでしない方がいいねえ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黒革クロカハ脚絆キヤハンヲシ、同行ドウカウ常ニ二十人バカリ、熊手、マサカリナドニナフモアリテ……
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俊平の弟は鈕平ちゅうへい録平ろくへいである。女子は長をえつといい、つぎかんという。鑑は後に名を鶴とあらためた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「元来くびというものはギスギスと斬るさえ難かしいものです。しかるにこれは美事にスパリとやられてます。まあなたとか昔の首斬斧とか、または古代の両刄のつるぎなら出来ますが」