“鑑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かんが45.9%
かがみ30.6%
9.4%
かゞみ5.9%
かん2.4%
かんがみ2.4%
かんがみる1.2%
1.2%
1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鑑”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓18.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
太祖の深智しんち達識たっしきは、まことにく前代の覆轍ふくてつかんがみて、後世に長計をのこさんとせり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかしてその不斉一その粗悪なるは、その製出者と営業者とに徳義心を欠くが故なりというもなり、かんがみざるべけんや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
万端の注意があの女の心一つで行届いていたということになって、女のたしなみのかがみでもあるかのように取巻が並べたので
曇るかがみの霧を含みて、芙蓉ふようしたたる音をくとき、むかえる人の身の上に危うき事あり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「——先生、池の魚は毎度ておいでらしいが、まだ大海の巨鯨は、この部屋で鑑たことがありませんね」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一体、この枝の両端の切り口が、どっちがそんな達人の切ったもので、また、どっちが、より劣った切り口になっているか、貴公の眼でわけがつくか」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一つ一つにとりたてゝは美人びじんかゞみとほけれど、ものいふこゑほそすゞしき
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また地には、かしこの惡しき人々さへむるばかりの——かれらむれどかゞみならはず——わが記念かたみを遺しぬ。 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「落花」の語は「かんや」に対して響き善く、「芭蕉庵」といふ語なくんば「耳目肺腸」とは置くあたはず。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
女子は長をえつといい、つぎかんという。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
英国の富豪モーズレーは、世界の趨勢すうせいかんがみるに、独逸と亜米利加とは国運勃興の徴候が見えている。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
伏して乞う之をかんがみよ。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いわゆる時代思想に超然たる人あればこそその人を殺してもなおその人の恩を受けることは遠い例にかんがみるに必要もない、明治維新の際、日本を造った人は何れも当時の幕府より見れば異論であり売国奴であり危険思想を懐いていた人々である。
自由の真髄 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「まったく、木下様にかかっては商人も跣足はだしですよ。乾物でも、干魚でも、穀類でも、時の相場はよくご存じだし、品物にお眼はくし、手前どもを、よろこばせて、安くお仕入れになることはお上手じょうずだし……」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冥々メイメイ滅々、霊アラバ我心ヲラレヨ。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)