“殷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いん80.0%
さか12.0%
さかん4.0%
にぎ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けつ王にいたって無道であったため、いんとう王がこれを伐ち、天命をうけて天子となったが、その時、湯王は天帝に告げていわれた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
宗助そうすけ東京とうきやうかへつたときは、ちゝもとよりまだ丈夫ぢやうぶであつた。小六ころく子供こどもであつた。かれは一ねんぶりにさかんなみやこ炎熱えんねつ煤煙ばいえん呼吸こきふするのをかへつてうれしくかんじた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
みずから父母を懐うのみならず、父母のおのれを懐うこと、さらにおのが父母を懐うよりも幾層さかんなるに想着し、「今日の音ずれ何と聞くらん」という。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
大きい大きいニッケル湯沸しの横に愛嬌のいい小母さんが立って一杯三カペイキ(三銭)のお茶をのませ、菓子などを売る喫茶部はにぎやかな話し声笑い声に満ちている。