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殷々
ふりがな文庫
“殷々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いんいん
85.7%
いん/\
7.1%
ゐん/\
4.8%
にぎにぎ
2.4%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんいん
(逆引き)
それと共に浜辺にいた村民漁夫たちが一時に仰天して、
蜘蛛
(
くも
)
の子を散らすように走り出しました。つづいて
殷々
(
いんいん
)
轟々と天地の崩れる音。
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
殷々(いんいん)の例文をもっと
(36作品)
見る
いん/\
(逆引き)
唯
(
たゞ
)
急
(
いそ
)
ぎに
急
(
いそ
)
がれて、こゝに
心
(
こゝろ
)
なき
主從
(
しうじう
)
よりも、
御機嫌
(
ごきげん
)
ようと
門
(
かど
)
に
立
(
た
)
つて、
一曳
(
ひとひき
)
ひけば
降
(
ふ
)
る
雪
(
ゆき
)
に、
母衣
(
ほろ
)
の
形
(
かたち
)
も
早
(
は
)
や
隱
(
かく
)
れて、
殷々
(
いん/\
)
として
沈
(
しづ
)
み
行
(
ゆ
)
く
客
(
きやく
)
を
見送
(
みおく
)
る
宿
(
やど
)
のものが、
却
(
かへ
)
つて
心細
(
こゝろぼそ
)
い
限
(
かぎ
)
りであつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
殷々(いん/\)の例文をもっと
(3作品)
見る
ゐん/\
(逆引き)
見送
(
みおく
)
ると
小
(
ちい
)
さくなつて、一
坐
(
ざ
)
の
大山
(
おほやま
)
の
背後
(
うしろ
)
へかくれたと
思
(
おも
)
ふと、
油旱
(
あぶらでり
)
の
焼
(
や
)
けるやうな
空
(
そら
)
に、
其
(
そ
)
の
山
(
やま
)
の
巓
(
いたゞき
)
から、すく/\と
雲
(
くも
)
が
出
(
で
)
た、
瀧
(
たき
)
の
音
(
おと
)
も
静
(
しづ
)
まるばかり
殷々
(
ゐん/\
)
として
雷
(
らい
)
の
響
(
ひゞき
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殷々(ゐん/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
にぎにぎ
(逆引き)
大空は
名残
(
なごり
)
なく晴れて朝日
麗
(
うらら
)
かに輝き、光る物には反射を与え、色あるものには光を添えて雑踏の光景をさらに
殷々
(
にぎにぎ
)
しくしていた。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
殷々(にぎにぎ)の例文をもっと
(1作品)
見る
殷
漢検1級
部首:⽎
10画
々
3画
“殷々”で始まる語句
殷々闐々
“殷々”のふりがなが多い著者
押川春浪
ワシントン・アーヴィング
吉行エイスケ
橘外男
中里介山
小林多喜二
倉田百三
牧逸馬
小栗虫太郎
泉鏡太郎