“御機嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごきげん98.9%
おきげん1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの女は今夜僕の東京へ帰る事を知って、笑いながら御機嫌ごきげんようと云った。僕はそのさびしい笑を、今夜何だか汽車の中で夢に見そうだ
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おやこつちのおとつゝあん、しばらくでがしたねどうも、御機嫌ごきげんよろしがすね」おつたはそら/″\しいほどつてかはつた調子てうしでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
書かせ給ふは何ならん、何事かの御打合おんうちあはせを御朋友ごほうゆうもとへか、さらずば御母上おんはゝうへ御機嫌おきげんうかゞひの御状ごでうか、さらずば御胸おむねにうかぶ妄想ぼうさうのすてどころ、詩か歌か。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)