“不機嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきげん97.1%
フキゲン2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくてクリストフは、それらあわれな人々の喜びをそこなってしまうのだった。彼らには彼の不機嫌ふきげんなわけが少しもわからなかった。
不機嫌ふきげんに仰せられて宮は横になっておしまいになった。夕霧の手紙は宮の御迷惑になるようなことを避けて書かれたものであった。
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)
實際、刀自たちは、夏は殊にせはしく、そのせゐで、不機嫌フキゲンになつて居る日が多かつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
実際、刀自たちは、夏は殊にせはしく、そのせゐで、不機嫌フキゲンになつて居る日が多かつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)