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不図
ふりがな文庫
“不図”のいろいろな読み方と例文
旧字:
不圖
読み方
割合
ふと
96.9%
はからず
1.6%
とんだ
0.5%
ふいと
0.5%
ふつと
0.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと
(逆引き)
不図
(
ふと
)
そんなことを考えて硝子屋の前に立ったが、どの正札も高い。やけくそで、ぴょんぴょんと片脚で溝を飛んで煙草屋へ
這入
(
はい
)
ると
泣虫小僧
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
不図(ふと)の例文をもっと
(50作品+)
見る
はからず
(逆引き)
岩波文庫に収めた北越雪譜は
不図
(
はからず
)
も読書子の称賛を得て、昨年三月には第二刷を発行し、
茲
(
ここ
)
にまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
不図(はからず)の例文をもっと
(3作品)
見る
とんだ
(逆引き)
誠に孝行な事と感服して
聊
(
いさゝ
)
か恵みをしたのが
却
(
かえ
)
って害に成って、
不図
(
とんだ
)
災難を
被
(
き
)
せて気の毒で有ったが、
明日
(
あす
)
私が訴えて娘子は
屹度
(
きっと
)
帰れる様にして上げるが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
不図(とんだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ふいと
(逆引き)
すると
不図
(
ふいと
)
娘の奴が妙に鬱ぎ出しやがった。鬱ぐもおかしい、そう仰山なんじゃ無えが、何かこう頭の中で円い玉でもぐるぐる廻して見て居る様な面付をして居やあがる。
かんかん虫
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
不図(ふいと)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふつと
(逆引き)
不図
(
ふつと
)
さう
思出
(
おもひだ
)
したら、毎日そんな事ばかり考へて、
可厭
(
いや
)
な
心地
(
こころもち
)
になつて、自分でもどうか
為
(
し
)
たのかしらんと思ふけれど、私病気のやうに見えて?
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
不図(ふつと)の例文をもっと
(1作品)
見る
“不図”の意味
《形容動詞》
(「はからず」にも当てる)思いがけず、図らずも。
(和語「ふと」に当てる)突然、にわかに、たまたま。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変
不便
“不図”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
佐々木邦
海野十三
木暮理太郎
島崎藤村
蘭郁二郎
樋口一葉
室生犀星
石川啄木
岡本綺堂