“とんだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
富田76.9%
意外15.4%
不図7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「せくな。神代直人が斬ろうと狙ったら、もうこっちのものじゃ。そんなにとこいそぎせんでもええ。——富田とんだ丸公たまこう
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
『成程。それで何かな、先生、お前様めえさまは一人でも此村に信者が出来ると、何処へも行かねえて言つたけが、真箇ほんとかな? それ聞かねえと意外とんだブマ見るだ。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
誠に孝行な事と感服していさゝか恵みをしたのがかえって害に成って、不図とんだ災難をせて気の毒で有ったが、明日あす私が訴えて娘子は屹度きっと帰れる様にして上げるが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
藤「昨夜ゆうべ盗賊が、へえー、何処どこから這入りました、家尻を切ったって、へーえ何うもそれはとんだ事でしたな、おだい芳造よしぞうさんですか、それはまア不図とんだ御災難で」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)