“とだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
途絶50.0%
杜絶29.2%
跡絶7.5%
戸田4.7%
富田1.9%
途断1.9%
富足0.9%
断絶0.9%
斷絶0.9%
杜断0.9%
音絶0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つい、そのて——夕暮である……何心もなく町通りをめてつと、箒目つたに、ふと前後人足途絶えた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まだ十二時前ではあったが、片側町の人家は既に戸を閉め、人通りも電車も杜絶えがちになった往来には円タクが馳過るばかり。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
相手は口をさしはさまず、默つて聞いてゐるだけなのに、その差が重くのしかかつて、ややもすれば言葉が跡絶えた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
戸田様の御家来で三十石も頂戴したもので、明治の時勢に相成りましたから、何か商売をなければならんと云うと、機場のこと故、少しは慣れて居りますから
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
こう面とって、開き直ってみると、磊落には見えても、さすがに富田三家、随一人の名剣客、素町人のを圧するような威風を備えているが、町人種の中でも
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
音の途断えたをねらって、気違いのように走って行く。弾丸がな、ひとつでも当れば、物すごい勢で、ぶったおれる。皆前進して、焼け果てた広っぱに独りよ。ひとりで、もがいている。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ただ僕が住所は、天つ神の御子の天つ日繼知らしめさむ、富足る天の御巣の如一五、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に氷木高しりて治めたまはば、足らず一六八十坰手に隱りてはむ一七
神産巣日御祖の命の富足る天の新巣凝烟八拳垂るまでき擧げ二六の下は、底つ石根に燒きして、𣑥繩の千尋繩うち二七、釣する海人が、口大の尾翼鱸二八さわさわにきよせげて
盛岡から青森へ、北上川にれて逶迤と北に走つた。坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が断絶えて、両側から傾き合つた茅葺勝の家並の数が、九十何戸しか無いのである。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
盛岡から青森へ、北上川にれて逶迤と北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が斷絶えて、兩側から傾き合つた茅葺勝の家並の數が、唯九十何戸しか無いのである。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
人通も早や杜断え池一面の枯蓮に夕風のそよぎ候阪上なるの滝の水音に打まじりいよ/\物寂しく耳立ち候ほどに、わが身の行末に心細くなり土手の石に腰をかけ
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
洞穴の中に、滝太郎が手なるの色はややせたと見ると、可恐音絶えるがごとく、どうーどうーどうーと次第に遠ざかって、はたと聞えなくなったようである。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)