“とぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杜絶95.7%
途絶4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
似顔絵本は勝川春章が『舞台扇』『役者夏の富士』以来久しく杜絶とぜつしたりしが豊国に至りて再び流行せり即ち左の如し。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
帝室博物館、二大劇場、帝国大学、日本銀行、停車場等も廃滅に帰し、電報電信の途は全く杜絶とぜつしてしまつた。云々。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
したがって、園の出入口は、全く交通を途絶とぜつせられ、園内にさ迷い邪魔者じゃまものを気に掛ける必要もなく、猟奇の同人どうにん達は思うがままに遊び狂うことが出来るのだ。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)