“同人”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
どうにん	57.9%
どうじん	31.6%
ともざね	5.3%
ほんにん	5.3%

どうにん

私は、彼らの仲間で出している、『我等の主張』という同人（どうにん）雑誌の中に、「ラスコリニコーフのために」という感想文を彼が寄稿しているのを発見した。

誰が何故彼を殺したか (新字新仮名) ／ 平林初之輔(著)

どうじん

『活文壇』は木曜会同人（どうじん）の作を発表するの傍（かたわら）汎（ひろ）く青年投書家の投書を歓迎して販売部数を多からしめんことを試みたり。

書かでもの記 (新字旧仮名) ／ 永井荷風(著)

ともざね

代々伊予松山藩の士で、父を内藤房之進同人（ともざね）といった。同人とは妙な名であるが、これは易の卦から取ったのである。母は八十（やそ）といった。私は長男で助之進といった。

鳴雪自叙伝 (新字新仮名) ／ 内藤鳴雪(著)

ほんにん

「いや、まだ帰りませんでございますが、もちろんこれは同人（ほんにん）承知の上の事でございまして、どうかあしからずその——」

小説　不如帰　 (新字新仮名) ／ 徳冨蘆花(著)

“同人”の意味

《名詞》
同 人 （どうじん・どうにん）

同じ人。

前に挙げた人を指して、その人。

目的や趣味が同じ人。

（「どうじん」のみ）六十四卦の一つ。卦の形はであり、離下乾上で構成される。
(出典:Wiktionary)

“同人”の解説

同人（どうじん）とは、同じ趣味・志を持っている個人または団体。（同人誌即売会などでの発表を想定して）同人誌や同人ゲームなど同人作品を製作するために結成された団体については同人サークルを参照。
(出典:Wikipedia)

同	常用漢字 小２ 部首:⼝ 6画
人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画