書かでもの記かかでものき
身をせめて深く懺悔するといふにもあらず、唯臆面もなく身の耻とすべきことどもみだりに書きしるして、或時は閲歴を語ると号し、或時は思出をつづるなんぞと称へて文を売り酒沽ふ道に馴れしより、われ既にわが身の上の事としいへば、古き日記のきれはしと共に …
作品に特徴的な語句
まじえ はずれ ごとく うけたまわり こゆ たずぬ もうす うとん 種々しゅじゅ うち えい づき こころ 紐育ニュウヨウク わざわい とこしえ ゆるし たこ とめ きき いづ そぞ はん 和郎かずお ただち きょ すなわち つかさど 退しりぞ かかえ おく 御心おこころ まず いだ 河上かじょう こい 言出いいい ふれ さなが 客舎きゃくしゃ ことな むき 薄衣うすごろも 身上みのうえ よう たゆ いたす はこび あまり とおざ 往復ゆきき 維納ウィンナ 語出かたりいだ だい もとい 如何いかが ぞんじ むこう 口授こうじゅ 小本こぼん およぼ 卓子テイブル 巻莨まきタバコ いたし 刺客せっかく 翌年あくるとし 引返ひきかえ 乙羽いつう 白楊はくよう 白金しろかね あん 相図あいはか 一日いちにち ほとんど 素破すば 紅葉こうよう たわむれ 申来もうしきた 最早もは したがっ ならび 何人なんびと 燈火とうか みだり いえ 書卸かきおろし しつ ばば はなはだ そと 此方こなた おおい いざな いたずら