“室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へや65.1%
しつ13.8%
11.8%
むろ7.3%
べや0.3%
ムロ0.2%
むろや0.1%
クワルテイラ0.1%
ルーム0.1%
いへ0.1%
いま0.1%
なか0.1%
クラス0.1%
クワルティーラ0.1%
シツ0.1%
セール0.1%
0.1%
ムロヤ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山は喜んで老人についてゆき、いているろばつないでへやの中へ入った。室の中にはつくえも腰掛けもなかった。老人はいった。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
その時石は赤い方の石が先頭に立って、へやの中を廻っていたが、間もなく敷居の方へ往って、そこからぽとりぽとりと一つずつ縁側へ落ちはじめた。
室の中を歩く石 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その銀笛は此私が、マリア姫のしつから持って来た大事な証拠の品でして、其夜も私はその笛をゴッサンの眼の前へ突き出して、確めさせた程でした。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……ひとみ水晶すゐしやうつたやうで、薄煙うすけむりしつとほして透通すきとほるばかり、つき射添さしそ
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「お父さん、お父さん。」と、次ので病人が途方もない大きな聲を出したので、道臣と千代松とは驚いて顏を見合はした。お駒は顏の色を蒼くした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
と聞えたればせゆきぬ。と見れば次のは片付きて、畳にちりなく、床花瓶とこはないけに菊一輪、いつさしすてしかしおれたり。
誓之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
重昌は水路を和泉國境いづみのくにざかひへ出て、そこから更に乘船し、利安は陸路を播磨のむろまで行つて、そこから乘船して中津川へ歸つた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
吾妹子わぎもこともうらむろ常世とこよにあれどひとき 〔巻三・四四六〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ただ気づよいコックの吉公きちこうだけは、このカフェを無人ぶにんにも出来まいというので、依然として階下のコックべやに泊っていた。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かれは放浪ほうろうする人々のように、宿直べやに寝たり、村の酒屋に行って泊まったり、時には寺に帰って寝たりした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
は、たゞの酒宴の座興ではない。ムロほぎの正客に、舞媛マヒヒメの身を任せた旧慣の、やや崩れ出した頃に出来たものなる事が思はれる。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
が、平治の乱の末に、経宗・維方の讒訴で流されてゐた下野のムロ八島ヤシマから戻つたが、以前の様に後宮出入りが自由に出来なかつた。
鸚鵡小町 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
また來る日の夜は、呉公むかでと蜂とのむろやに入れたまひしを、また呉公むかで蜂のひれを授けて、先のごと教へしかば、やすく出でたまひき。
ここにその大神出で見て、「こは葦原色許男あしはらしこをの命といふぞ」とのりたまひて、すなはち喚び入れて、そのへみむろやに寢しめたまひき。
技師ルイバコフは人減らしで三月前国立出版所をやめさせられた妻と子と自分の妹、女中、一組の下宿人とで、その協同家屋コオペラチーブクワルテイラ9に生活している。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
四十年後に、クワルテイラ市民グラジュダニンルイバコフの所有となるであろう。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
マイクロフォンを出しておくだけで、あとはモニタリングルーム全体防音装置の上からさらに全部の壁を一分の隙もないように板で二重囲いにすることを父様は御承知になった。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
父様のお部屋から三間ばかり隔たった例の録音室レコーディング・ルームとモニタリングルームとの間へ据えて、これからいよいよ父様のいわゆる自然生のままの、生態研究への録音第一歩を踏み出すことになった。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
至善よき人は路に千金をいへ美人びじんたいすれどもこゝろみだりうごかざるは、とゞまることをりてさだまる事あるゆゑ也。
贋探偵の銀平が出去いでさりたる後、得右衛門はなお不審晴れ遣らねば、いまの内を見廻みめぐるに、畳に附たる血のあとあり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——かう降りつづいては、汽船のなかでも垂れこめて——
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
運転手は今馬力をかけたものと見えて、汽鑵車はちょうど巨人のあえぐように、大きな音を立てて泥炭でいたんの煙を吐きながら渋谷の方へ進んで行く、高谷の乗っているクラスがちょうど遠方シグナルのあたりまで行ったころ、思い出したように、鳥打帽子が窓から首を出してこちらを見た。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
パウマン区何々通五八番地、クワルティーラ十五号に住んでいる某々工場の職工イワン・ボルコフは、一週間に少くとも三遍は酔ぱらって夜中に帰って来る。
スモーリヌイに翻る赤旗 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「否々。いつの時代でも、決して人物が皆無ではない、ただそれを真に用うる具眼者ぐがんしゃがいないのじゃ。孔子もいっているではないか。——十シツムラニハ必ズ忠信ノ人アリ——と。何でこの広い諸国に俊傑がいないといえよう」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土地ソールセール小屋カーズを取り代うべし。
父のの父が描きし絵雛かな
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
また八田間ヤタマの大ムロヤに喚び入れて、其頭の虱を取らせ給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)