“茶室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃしつ40.0%
ちやしつ20.0%
ちゃのま10.0%
かこい10.0%
はなれ10.0%
みずや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また木目が馬鹿に奇麗だと云って、茶室(ちゃしつ)の床柱(とこばしら)なンかになったのもある。根こぎにされて、都の邸(やしき)の眼かくしにされたのもある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
園(その)が、人(ひと)を分(わ)けて廊下(らうか)を茶室(ちやしつ)らしい其処(そこ)へ通(とほ)された時(とき)、すぐ其(そ)の子爵夫人(ししやくふじん)の、束髪(そくはつ)に輝(かゞや)く金剛石(ダイヤモンド)とゝもに、白(しろ)き牡丹(ぼたん)の如(ごと)き半帕(はんけち)の、目(め)を蔽(おほ)ふて俯向(うつむ)いて居(ゐ)るのを視(み)た。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
お杉は三畳の微暗(うすぐら)い茶室(ちゃのま)へ出て来て、そこの長火鉢によりかかっている所天(ていしゅ)の長吉に声をかけた。それは十時比(ごろ)であった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
玉の荵(しのぶ)の茶室(かこい)を起(た)った。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
豊吉はお花が土蔵(くら)の前の石段に腰掛けて唱(うた)う唱歌をききながら茶室(はなれ)の窓に倚(よ)りかかって居眠り、源造に誘われて釣りに出かけて居眠りながら釣り、勇の馬になッて、のそのそと座敷をはいまわり
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「おかしいなあ?」と呟(つぶや)いたが、鬼小僧は失望しなかった。そろそろと爪先で歩き出した。と一棟の茶室(みずや)があった。その前を通って先へと進んだ。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)