“牡丹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼたん97.2%
ぼうたん1.2%
ぼた1.2%
ピオネア0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幅七分に長さ五寸あまりの翡翠ひすいで、表には牡丹ぼたんの葉と花が肉高な浮彫りになっている、翡翠といっても玉にするほどの品ではないが
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
牡丹ぼうたん四方よもあかりはしづけくて色無きがごとしこもる蚊のこゑ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子には襤褸ぼろを下げさせ家とては二畳一間のこんな犬小屋、世間一体から馬鹿にされて別物にされて、よしや春秋はるあき彼岸ひがんが来ればとて、隣近処に牡丹ぼたもち団子と配り歩く中を
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝顔よりはむしろ牡丹ピオネアのやうにみえる
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)