“襤褸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ぼろ80.9%
つづれ7.3%
らんる7.3%
つゞれ2.7%
ころも0.5%
すぼろ0.5%
ぼろぼろ0.5%
ぼろ/\0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“襤褸”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語13.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語11.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
会社員だという触込みであったが、ると聴くとは大違いで、一緒に世帯を持って見ると、いろいろの襤褸ぼろが見えて来た。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
それらの洗濯物は、そうやってぬれて綱にはられているからこそ洗濯ものとよばれるけれど、どれもみんな襤褸ぼろばかりだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ようやく二十日を越えて最初の意匠誤らず、花漬売の時の襤褸つづれをもせねば子爵令嬢の錦をも着せず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
錦の心を持ちながらも、襤褸つづれに劣る身ぞと、人目に見ゆる情けなや、ころは神無月かんなづきの夜なりしが
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手をこまねきて蒼穹を察すれば、我れ「我」をわすれて、飄然へうぜんとして、襤褸らんるの如き「時」を脱するに似たり。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
身には襤褸らんるまとうとも心ににしきの美を飾りつつ、しばらく自活の道を立て、やがて霹靂へきれき一声いっせい
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
戸の内なる泣く小兒、笑ふ女子は、皆襤褸つゞれを身に纏ひて、旅人の過ぐるごとに、手を伸べ錢をもとむ。
襤褸つゞれて、藥草類やくさうるゐってをったが、かほ痩枯やせがれ、眉毛まゆげおほかぶさ
魚は舳にとんでコロンブスの襤褸ころもを飾つた。
(新字旧仮名) / 仲村渠(著)
見る影もない襤褸すぼろ扮装なりで、うして負傷けがいたしましたか
父は珍らしい学問好で、用のない冬の晩などは、字が見えぬ程煤びきつて、表紙の襤褸ぼろぼろになつた孝経やら十八史略の端本はほんやらを持つて、茶話ながらに高島先生に教はりに行く事などもあつたものだ。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
父は珍らしい學問好で、用のない冬の晩などは、字が見えぬ程煤びきつて、表紙の襤褸ぼろ/\になつた孝經やら十八史略の端本やらを持つて、茶話ながら高島先生に教はりに行く事などもあつたものだ。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)