“俄盲目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわかめくら88.9%
にはかめくら11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝まだきの富士見原、往来に立った阪東薪十郎、俄盲目にわかめくら俄門附にわかかどつけ、弾いて唄うは河東節、水調子の玉菊である。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここへ来る途中で俄盲目にわかめくらとっさんに逢って、おなじような目の悪い父親があると言って泣いたじゃないか。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
俄盲目にはかめくらかんるいけれども、もらつた手拭てぬぐひきず二重ふたへばかりいて、ギユツとかためますと、くすり効能かうのう疼痛いたみがバツタリ止まりました。
其時そのとき俄盲目にはかめくら乞食こじきと見えまして、細竹ほそたけつゑいて年齢としころ彼是かれこれ五十四五でもあらうかといふ男、見る影もない襤褸すぼろ扮装なりで、うして負傷けがいたしましたか