“彼是”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれこれ85.1%
あれこれ5.4%
かれこ5.4%
ひし2.7%
なにくれ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の乗つてゐたAが、横須賀へ入港してから、三日目の午後、彼是(かれこれ)三時頃でしたらう。勢よく例の上陸員整列の喇叭(らつぱ)が鳴つたのです。
猿 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
彼是(あれこれ)と恩にきなければならない事は、その為めに僅かな時間を得ても、何の役にも立たない程、彼女には、煩(うる)さく、不快であつた。
惑ひ (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
すると、此処から村までは彼是(かれこ)れ四五丁程もある土手下で、花や野菜物(せんざいもの)を担(かつ)いで来たり、肥桶(こいおけ)なぞをおろして百姓衆の休所(やすみどこ)で
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ところがその労力がけっして同種類のものじゃないから、同じ金で代表さして、彼是(ひし)相通ずると、大変な間違になる。例えば僕がここで一万噸(トン)の石炭を掘ったとするぜ。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
番頭傳兵衞(でんべゑ)と云(いへ)る者預(あづか)り支配(しはい)なし居たるが此處に吉之助を遣(つかは)して諸藝(しよげい)の師を撰(えら)み金銀に拘(かゝは)らず習(なら)はするに日々生花(いけばな)茶(ちや)の湯(ゆ)其外(そのほか)遊藝(いうげい)彼是(なにくれ)と是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)