“かれこれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彼是65.9%
彼此32.9%
大約1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は屈辱を受けた時、なぜか急には不快にはならぬ。が、彼是かれこれ一時間ほどすると、だんだん不快になるのを常としてゐる。
僕は (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
彼是かれこれを思合せて考へると——確かに先輩は人の知らない覚期かくごを懐にして、の飯山へ来たらしいのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
先程見た一人の旅人たびびとはこの遍路であつたのだから、遍路は彼此かれこれ三十分も此処ここに休んで居るのであつた。
遍路 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
お糸さんを一足先へかえし、私一人あとから漫然ぶらりと下宿へ帰ったのは、彼此かれこれ十二時近くであったろう。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
此所ここに居る自分と同じ運命の人間は、大約かれこれ三千人と云う話だが、内容なかみは絶えず替って居る。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)