“稽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんが80.0%
かむが6.7%
けい6.7%
なら6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくかんがえて見ると、後世全く無意味荒唐こうとうと思われる玩具にも、深き歴史的背景と人間生活の真味が宿っている事を知るべきである。
土俗玩具の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
歩と驟と、おのもおのも異に、文と質と同じからずといへども、古をかむがへて風猷ふういうを既にすたれたるにただしたまひ、今を照して典教を絶えなむとするに補ひたまはずといふこと無かりき。
漢名けいというも鶏はけいなり、能く時をかんがうる故名づくと徐鉉じょげんは説いたが、グリンムの童話集に、鶏声ケケリキとあったり、ニフィオレ島等で鶏をキオ、マランタ島等でクアと呼んだりするからすと
此間このあひだつゞみならひたいと云つてゐました。それから——」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)