“滑稽味”の読み方と例文
読み方割合
こっけいみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの芝居にはそんな因縁は全然省略されているから、鶏のまねが全く唐突で、悪どい不快な滑稽味こっけいみのほうが先に立つ。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そのくせ鼻は丸く安座あぐらをかいていて小さい目は好人物というより、滑稽味こっけいみのある剥身むきみに似た、これもけんそんな眼だ。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
高巾子こうこじ」という脱俗的な曲を演じたり、自由な寿詞じゅし滑稽味こっけいみを取り混ぜたりもして、音楽、舞曲としてはたいして価値のないことで役を済ませて
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)