“高巾子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カウコンジ80.0%
こうこじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其上に、「近衛御門に巾子落いつ」などになると、踏歌に出る仮装者の高巾子カウコンジや、其に関聯して中門口の行事などが思ひ浮べられる。
高巾子カウコンジの異風行列は、山人でもなかつた。万葉集には、元正の行幸が添上郡の「山村」にあつた事と歌とを記してゐる。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
高巾子こうこじ」という脱俗的な曲を演じたり、自由な寿詞じゅし滑稽味こっけいみを取り混ぜたりもして、音楽、舞曲としてはたいして価値のないことで役を済ませて
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)