“山高帽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまたかばうし66.7%
やまたかぼうし16.7%
やまだかぼうし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まづ一やう来復らいふくして、明治三十一年一ぐわつじつの事で、下谷広小路したやひろこうぢとほる人の装束なりは、フロツクコートに黒の山高帽子やまたかばうしいただき、玉柄ぎよくえのステツキをたづさへ、仏蘭西製ふらんすせいくつ
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ことに、フロックコオトに山高帽子やまたかぼうしをかぶった、年よりの異人いじんが、手をあげて、船の方を招くようなまねをしていたのは、はなはだ小説らしい心もちがした。
出帆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さるあめのつれ/″\におもてとほ山高帽子やまだかぼうしの三十をとこ、あれなりとらずんはこのりにきやくあしとまるまじとおりきかけしてたもとにすがり、うでもりませぬと駄々だゝをこねれば、容貌きりようよきの一とく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)