“駄々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だだ91.7%
だゞ3.3%
だヾ3.3%
だゝ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その代りに前者はドコとなく市気があったが、後者は微塵みじん算盤気そろばんけがなくて自由な放縦な駄々だだ気分を思う存分に発揮していた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
駄々だゞぬて、泣癖なきくせいたらしい。へのなり曲形口いがみぐちりやう頬邊ほゝべた高慢かうまんすぢれて、しぶいたやうな顏色がんしよく
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みちれほどでけれどりにてはれも心配しんぱいなり子供こどもたちもさびしかるべく、甚之助じんのすけそのうちにもしたひて、中姉樣ちうねえさまならではけぬに、朝夕あさゆふ駄々だヾいかにさりて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さるあめのつれ/″\におもてとほ山高帽子やまだかぼうしの三十をとこ、あれなりとらずんはこのりにきやくあしとまるまじとおりきかけしてたもとにすがり、うでもりませぬと駄々だゝをこねれば、容貌きりようよきの一とく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)