“甚之助”の読み方と例文
読み方割合
じんのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其顏そのかほ不審いぶかしげにあふぎて、姉樣人形ねえさまにんぎやうくださるか、げまするとわづかにうなづ令孃ひめ甚之助じんのすけうれしくたちあがつて、つたつた。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おそろしきはくまでおそろしく、ちりほどのことにしみぬべし、男女なんによなかもかヽるものにや、甚之助じんのすけ吾助ごすけしたふはれともことなりてあはものなれど、わがこのひと一言いちごんおも
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
みちれほどでけれどりにてはれも心配しんぱいなり子供こどもたちもさびしかるべく、甚之助じんのすけそのうちにもしたひて、中姉樣ちうねえさまならではけぬに、朝夕あさゆふ駄々だヾいかにさりて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)